新型コロナウイルス感染症の影響を受け、浜松市では市民生活を支えるために様々な給付金・支援制度が実施されました。ここではコロナ禍限定で行われた主な給付金制度をまとめました。
主な給付金一覧(コロナ禍限定)
1. 特別定額給付金(2020年)
- 全国一律で1人10万円を支給
- 浜松市でも全市民が対象
- 申請期限:2020年8月頃
申請期限について、全国共通ルールでは、各市区町村が申請書の郵送開始日から3ヶ月以内に申請を受け付ける必要があります。
2. 子育て世帯への臨時特別給付金(2020~2022年)
- 低所得の児童手当受給者対象
- 1万円〜5万円を複数回給付
この給付金は、児童扶養手当受給者(主に低所得のひとり親世帯)や公的年金受給の低所得世帯などが対象であり、一般的な子育て世帯(課税世帯)は対象外でした。
3. 住民税非課税世帯等臨時特別給付金(2021〜2023年)
- 非課税世帯を対象
- 1世帯あたり10万円支給
- 18歳以下の子ども1人につき2万円加算
基準日において「住民税均等割が非課税」の世帯、あるいは収入減により非課税相当となった世帯が対象。
4. 生活支援臨時給付金(低所得者・困窮者向け)
- 一時的に生活が困窮した世帯へ3万円〜5万円給付
5. 子育て世帯への臨時特別給付(ひとり親世帯含む)
- 児童扶養手当を受給しているひとり親家庭対象
- 児童扶養手当受給世帯以外の低所得子育て世帯も対象
- 児童1人あたり5万円を一律支給
- ひとり親世帯では、第2子以降、1人につき追加3万円
6. 浜松市独自の給付・支援金
- 飲食店・観光事業者への協力金や支援金
- 事業継続支援(個人事業主・中小企業)
- 自宅療養者支援金:療養者に対して食料・現金支援
事業者・個人事業主向け支援
新型コロナ関連 償還利子補助金
県の貸付(経済変動対策枠)を受けた事業者に対し、返済時の利子分を追加補助する制度です。2025年度も受付中です。
デジタル化支援補助金(事後申請可)
中小企業・個人事業主がIT導入等を行った場合、最大10万円を国補助枠で支援。
事業継続・復活支援金
市独自の協力金や、国の事業復活支援金など、大変な経営に対する支援がありました。
市民(住民)向け支援
住民税非課税世帯向け物価高支援給付金
非課税世帯に1世帯3万円+児童1人につき2万円を支給(2024年度実施)
令和6年度 物価高騰対応重点支援給付金
非課税世帯に10万円、子育て世帯には児童1人につき追加5万円を支給 。
まとめ表
給付金名 | 対象 | 支給額 | 実施年 |
---|---|---|---|
特別定額給付金 | 全市民 | 10万円/人 | 2020 |
子育て世帯臨時給付金 | 低所得世帯・児童手当対象世帯 | 1〜5万円/児童 | 2020〜2022 |
非課税世帯等特別給付金 | 低所得世帯 | 10万円/世帯 | 2021〜2023 |
生活支援臨時給付金 | 低所得世帯 | 3〜5万円 | 随時 |
ひとり親世帯特別給付金 | ひとり親・低所得世帯 | 5〜10万円 | 2020〜2021 |
事業継続支援金 | 個人事業主・中小企業 | 10万〜100万円 | 2020〜2021 |
✅ よくある質問(Q&A)
Q. これらの給付金は自動で支給されましたか?
A. 多くは申請が必要でしたが、特別定額給付金など一部は簡易な申請で支給されました。
Q. まだもらえるコロナ関連の給付はありますか?
A. 現在はほとんどの制度が終了していますが、状況に応じて新たな支援が行われる場合があります。
Q. 浜松市独自の支援金の情報はどこで確認できますか?
A. 浜松市公式サイトの緊急支援ページをご確認ください。
コロナ禍では、多くの市民や家庭が経済的打撃を受けました。浜松市では国の制度に加え、独自の給付金や支援金が実施され、生活の支えとなりました。今後の災害や非常時にも備え、制度の動向には継続的に注目しておきましょう。
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